The Religion:宗教と私

大学1年時に宗教学の講座を取ったことがあります。
もう、ホントに初歩の初歩、バイブルスタディのイントロクラスなんで、実際私は大学中退ですので
マイナーどころにまでも至らないわけなんですが。下記のようなコース。

A study of the contents, historical contexts, themes, development, and transmission of the Hebrew Bible (Old Testament) and New Testament.
内容、歴史上の情況、ヘブライ人のバイブル(旧約聖書)および新約聖書のテーマ、開発および送信に関する研究。

もともとの興味は、宗教の派生、その背景にある人の歴史と文化、言語観について、割と若い頃から、学びたいと考えてきたような経緯が。宗教に対して興味を覚えたのは最初の記憶は、もっと遙か昔幼少の砌においてです。

小学生になって、カソリック系の幼稚園から上がってきた友達の影響で、初めて旧約聖書を読み、
夢中になって「主の祈り」を暗記することに取り組んだものです。

そして、私の興味・関心は、ひとつの宗派を越え、秘教にまで及んだものですが、やはり落ち着く先は世界最大規模を誇るキリスト教、仏教観。

タロット使い師としては、密儀宗教というものをまだまだもっと深く知ってゆきたいという気持ちも強い。

タロットカードと言うのは、要は「混合宗教」に等しいものだと一時考えていたことがあったが、
そうではない、と某先生によりハッキリ否定をされたことがございました。
一方では、某研究家のサイトでは、タロットと混合宗教との関連性、
即ち、マニ教起源説が提唱されていたりもする。

どの宗教だとははっきり言えないようだが、あるいは顕現していない領域の
ひとつの信仰、ひとつの教義教説を、一連のタロットカードに見出す研究家は少なくないようですが。


古今東西のあらゆる宗教・思想、 千差万別ですが、全て人のココロが生み出したものであることが共通しているところ。その「源流」とは、人の精神性そのもの。
Spirituality、内的なもの、その歴史、軌跡、即ち「文明・文化・思想の歴史」を辿ることは、宗教のみならずタロット、セルフカウンセリング、癒やしの勉強の一環と自分は考えております。

ヒトの歴史。太古に遡れば、ことばなど、有していなかった頃のヒトがそこに。
彼らにとって「神」はごく当然の存在でした。

キリスト教異端、例えば錬金術等の分野にも踏み込む私ですが、
誤解される節があるようですが、異端=「反キリスト」ではありません。


『キリスト教を表面(公)とし、錬金術を地下(私)として、前者ではカヴァーしきれない無数の分裂面を補関す役を錬金術は負ってきたとしている。』
講談社現代親書「錬金術」澤井繁男著


私見「神」

しかし、「神」というものは面白いものですね。
世界各所に様々な神がおります。
私自身、神秘志向が強いので、古代エジプトからギリシア・ローマ時代あたりに生まれた神々、そして世界最大規模を誇るキリスト教の示唆する神、には興味深々と言う所でしょうか。

そう言えば、以前某キリスト教系サイトにリンクのお願いメールをしました。
まあ、自分が仕事柄「占術」に関わっちゃってる人間だから、
お返事いただければ幸い、という思いでしてみたのですが、
意外にも快いお返事が頂けました。

メールには、
寛容な神は、占い、魔術、オカルト等反キリスト、悪魔的なものにも
救いの手を差し伸べております。。。


というようなことばがございまして、ちょっとビックリ。

まあキリスト教徒ぢゃないから、反キリスト、と言われても致しかたないかとも思いますが。「悪魔的」と呼ばれた日には。。。

宗教史や西洋思想を勉強していれば、「反キリスト≠悪魔」という定式は構築できるでしょう。まあ信者の方には通用しないのかもしれませんが。

しかしながら、悪魔と忌み嫌わずリンクを張らせて頂いたことには感謝しております。

まあ世の中に神と神話が、宗教団体も教義教説も溢れているよね。
どれも人の心が創造したもの、だと私は思っている。
そういうと、唯物主義的だとか、無神論者と批判されることがあるが、
私は、宇宙創造の大いなるエネルギーというものの存在は信じている。
それは実体のない気体、目には見えない形状をしているのではないか、
それでも、それを「神」と呼びたいのだから呼ばせて下さい。
目に見えない存在、それはまた様々な種別があって、
時にアニメチックな精霊や天使の姿に見立てた方が、
何かと都合が良いこともあるのではないでしょうか?

古今東西の神について、書物を読んだり人と語り合うことは、面白い。
神はこういうものだ、という特定の主張、神話、教義は、自分が求めて知りたい時に、自分なりの方法で知ってゆければ本望です。

押しつけられるのが一番困るね。どうしてこう布教活動する人って、
人の領地へ土足で入ってくるようなことをするのかな。。
今日も宅急便が来ることになっていたから、玄関のドアを開けたら立ってるんですよ、
どこかの宗教の勧誘の人が。あれホントやめて欲しいのよね。
なんか、そういう人を引きつけやすい体質なのかしらん、とホント悩んでしまいます。

あなんか愚痴愚痴してきましたね。
気分を変えてせっっかくですから先日の読書会の後記でも参りましょうか。

奇しくも目には見えないエネルギー体に触れました。

名著「The Qabalistic Tarot」によれば、「愚者」の秘教的タイトルは「The Spirit of Aether」であると。さてこれをどう訳すか?
ちょっと頭を捻りました。アイテールというのは、

宇宙精気

全宇宙にみなぎる神聖な発光性の物質を表すギリシア語の用語で、初期錬金術師たちにより第五要素に当てられた呼称でもある。この用語はまさに、大地に属するラテン語のaer(空気)と対照するために、たぶん創出されたものだろう。
通俗的なオカルティズムでは、このことばは実はアイテールの顕れである星気光としばしば混同され、大変誤解されている。しかし専門用語出言えば、アイテールは、宇宙の七つの構成要素の中の第三の基本素である。最下位は地球であり、第二は星気光(アーカーシャー)である。この古代のアイテールは、現代の自然科学者のいうエーテルと混同されてはならない。しかし、おそらくオカルティストの「エーテリック」と直接関係があるだろう。「太陽の火」を意味するカルデアのアイト・ウルは、時々アイテールの語源とされる。

青土社/フレッド・ゲティングズ著、松田幸雄役 「オカルトの事典」より抜粋

ということなんだけれども、なかなか「The Spirit of Aether」をどう日本語訳するのが良いのか、アイテール体、エーテリック、エーテルなど用語の理解にも及ばなくてはならないので大変でした。「アイテールの精」という意見があり、それに落ち着きましたけれど。。まあこんな所で。


原初の神・ロゴスについて

「logos/ロゴス」。
ギリシア語Legein「集める」から、「数える」「枚挙する」「語る」などを意味する語の名詞ですね、
(哲学事典/平凡社から)

通常は、「言語」と認識されていることでしょう、「理性」「道理」をも示し得るそうです。
ヨハネ福音書中の「初めにロゴスありき。ロゴスは神とともにありき。ロゴスは神なりき」という一説は有名ですよね。

ロゴスの正体とは? ロゴス=神なのか? それは何故?等論点となりましたが。。
ギリシア語の「arche/アルケー」にも触れましたね、「存在の元」、「原理」を示すことばですが、
原理というのは、単純でしょう。あらゆる事柄は光か闇か、に象徴されます。
ただ、その解釈学となってくると途端に複雑を極めますね。
光も闇も、コインの表と裏と解釈する派もあれば、絶対的に相容れない両極の対立原理を唱える二元論派もあり。

ロゴスが何故、神と同一視されるのか?

原理の中に既に存在している、存在の第一原理となっているロゴスについて

ここをしっかり抑えなければ、第二章には進めないという所です。

タロットカードの源流に、単純明快な、「ミクロ・マクロ共通の、コスモスにおける究極の原理」が見出せることは、タロット解釈事典全編を通じて伝えられている所が彷彿とされます。

タロットの図像・絵柄とは往々にして秘教的な色合いが濃くなっているがために、かえってその価値が廃れてしまう昨今では、と自分は懸念している。事実、中世の画家の産物として軽く扱われている場合もある。
起源や歴史がどうであれ、今もなお私たち多くの人間に感銘を与えつづけるタロット。その図像・絵図を侮ることはできないのではないでしょうか?

現代社会においても、日常であろうと瞑想の世界であろうと、何らかの驚異的な作用があるからこそ、人々は魅了されるのでしょう。気付き、洞察、知恵、私たちの「魂」に様々な恩恵をもたらしてくれています。
これは素晴らしいことではないでしょうか・・こう言う所から、哲学や心理学、世界の歴史や文明へと人が視野を広げ、学び、変化し成長してゆく姿、変容し、脱皮することは素晴らしいことでしょう、その道具がタロットなのです。

私は、タロットに関してどこで誰が何といおうとね、こういう側面を守り伝えてゆくTarotmasterであり続けたい所存です。
「普遍言語」としてのタロットを語る大先生がおりましたが、益々のご活躍に期待申し上げます。



「西洋精神の源流」みすず書房/神田盾夫著作集 第一巻

「西洋精神の源流」と言う古本を手に入れました。
殆ど、今の自分の関心を網羅している書籍のよう。

西洋思想、と言っても、西洋と東洋の文明的相互交渉は、
B.C.14〜15世紀に既に認められている。
そんな中でも、西洋思想、として、
抽出することができる精神性、核となる流派とは、
ヘブライズム、ヘレニズム、キリスト教、の三つであり、

イスラエル人が創案した、
「倫理道徳的唯一神教」
「歴史を支配する、義・聖・憐憫の人格神」
こう言ったものが思想の起源、と言えるわけです。

そうです、神は、人が創造したもの。
タロットカードを創造した、人の思想に、今の私の関心が集中しています。
特に下記、

ユダヤ、ギリシア、ローマの文化が融合してのヘレニズム文化、
ギリシア風文化、とも呼ばれ、東西融合の文化の象徴。

ヘレニズム時代には
ユダヤ教異端派
キリスト教異端派が出現、
パリサイ派のパウロ、
イエス12人の使徒のひとりだが
後にキリスト教に転身して、
パリサイ人が重んじた密議宗教を、
宗教儀礼を、各地に広めたと言う。

こういうところから、大分話が逸れてしまうことになるのだろうか?
タロットカードの魅力、その起源、歴史的考察、起源説、異端宗教との関わりへと。。


タロットカードと言うのは、
要は「混合宗教」、に等しいものだと、一時考えていたことがあったが、
そうではない、とハッキリ否定をされました。

混合宗教と言えば、特にタロットがらみでは「マニ教」が彷彿としますね。
うーん、どうもマニ教からの派生でもないらしい。
がしかし、源流は同じくするものだと、考えては宜しいようで。

その「源流」ですが、それはまた言い換えれば、マニ教に限らず
古今東西のあらゆる宗教・思想がその流れを汲んで、
体系化されているとも考えられるわけで。。。

さまざまな形となり、世に介在している人の精神、
Spirituality、内的なもの
その歴史、軌跡、即ち「文明・文化・思想の歴史」を辿ることになります。
此の時点で、結構、職業占い師さんがたとは
一線を画してしまうんですよね。。。悲しいことだが。

ヒトの歴史。
ことばなど、有していなかった頃のヒト。

当然、数の概念などもなく、まずは、身振り手振り、でしょう、
他には、恐らくモノを使って、
その色やカタチなどを使い分けて
感情や意志を、伝えていたわけでございますよね。。。図像、シンボル、解釈学へと、意識は馳せます。





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