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アルカナ0 「愚者」

アルカナT「魔術師」

アルカナU「女教皇」

アルカナV 「女帝」

アルカナW 「皇帝」

アルカナX

アルカナY

アルカナZ 「戦車」

アルカナ[

アルカナ\

アルカナ]

アルカナ]T

アルカナ]U

アルカナ]V

アルカナ]W

アルカナ]X「悪魔」

アルカナ]Y

アルカナ]Z「星」

アルカナ][「月」

アルカナ]\「太陽」

アルカナ]]

アルカナ]]T

Page of Wands.

10 of Wands.

9 of Cups.

8 of Cups.

6 of Cups.

2 of Cups.

Ace of Cups.

9 of Swords.

8 of Swords.

4 of Swords.

King of Pentacles.

Knight of Pentacles.

Page of Pentacles.

8 of Pentacles.

6 of Pentacles.

4 of Pentacles.

3 of Pentacles.

2 of Pentacles.

Ace of Pentacles.

Ace of Wands.

【8 of Cups.】



月の意味について

左上の三日月と満月があわさっているような月、その表情には、一体どんな意味があるのでしょうか?


原書「THE PICTORIAL KEY TO THE TAROT」の中で、意外にもこの「月」を具体的に解説することばが見あたりません。杯に背を向け、置き去りにしようとしている人物とその周辺状況を吟味する必要がありますね。正位置での解釈では、「物事の衰え、あるいは、重要だと思われていたことが、実際には、それほど重要ではないということを表す」旨記載されている一方で、逆位置では「大きな喜び、幸福、ご馳走」などというキーワードが並んでいます。
こういった文言の暗記が重要ではないことはご理解いただけていると思いますので、まずは絵柄をよく観てみましょう。

潮時ということばが彷彿とするような、倦怠感が伝わってくるような絵柄です。月が出ていることと、人物の足元の浜辺の潮が満ちておらず引き潮のようであることから、「潮の満ち引きと月齢」という着眼点で考えてみましょう。

日本語wikipediaで、潮の干満について調べてみました。現在日本気象協会では、月齢を元にした潮の満ち干きの周期で潮見表を発表しているそうです。
その潮の満ち引きの大きさとして、以下のタイプが。

・大潮:朔(旧暦1日)や満月(15日)のころには、月・太陽・地球が一直線に並び、月による起潮力(太陰潮)と太陽による起潮力(太陽潮)とが重り合うため、高低差が大きい大潮(おおしお)となる。

・小潮:上弦(8日)や下弦(23日)のころには、月・地球・太陽が直角に並び、太陰潮と太陽潮とが打ち消し合うため小潮(こしお)となる。

・長潮:小潮の末期の、上弦・下弦を1 - 2日過ぎたころ(10日・25日ごろ)には、干満の変化がゆるやかに長く続くように見える。これを長潮(ながしお)という。

・若潮:長潮を過ぎると、次第に干満の差が大きくなってゆく。この状態を「潮が返る」と言い、長潮の翌日のことを若潮(わかしお)という。

・中潮:大潮と小潮の間の期間

そして月、これはたとえば月食の様子なのかもしれません。本来、満月であるべき月に、地球の影が重なって、月が時間の経過とともに徐々に欠けて、そしてまた満ちていく様子が見えるのが月食です。日本語wikipediaに月食の動画がアップされていますが、こんな風な動画の代わりに満月と三日月とがこのアルカナに描かれているのだとすれば、満月の時には大潮になりますから、ここにはこれからもっと潮が満ちてくることになるでしょう。描かれている人物は、否応なく潮に押されるように、ここから立ち去らなければならなくなる。

他方、この絵はもう月食も終わり、朔から最初の新月の日になっている情景なのかもしれません。そうなると、描かれている引き潮は、小潮か長潮かというところです。
さあ、あなたはどのように解釈するでしょうか?


日本語wikipediaによれば、「潮の満ち引きは、海に住む生き物達にも大きな影響を与え、総じて彼らは大潮(特に満月)の時に産卵することが知られている。また、大潮になると魚類の活性が上がるとも言われており、アメリカで釣り大会を行う場合は大潮の週末と決まっている。なお日本の釣具店にはほぼ必ず潮見表が置いてあり、潮見表を元に釣りに出かける釣り客も多い。」とのこと。
おやおや、メジャーアルカナの「月」の絵柄が今度は彷彿としてきますね!



さてさて、杯の8の「月」、これは自然の周期と摂理の象徴なのではないでしょうか? 月食だとすれば、思いがけず陰ってゆく人の感情、また、現象が先にあってそれに後からついてゆくような人の感情の変化と反応の表れで、「小アルカナの月」という異名も相応しい、そんなことを象徴しているのではないでしょうか?


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