フェレンツ・ピンター・タロット/Ferenc Pinter Tarot

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作画家:フェレンツ・ピンター/Ferenc Pinter (1931 年10月31日- 2008年2月28日) (もしくは、フェレンクパイント) ハンガリー人の父とイタリア人の母を持つイタリアのイラストレーター。当初はハンガリー在住だったが、1956年のハンガリー革命以来、難民となり、イタリアに移住。主にミラノで活動し、イラストレーターの他には、アガサ・クリスティの訳書などが知られている。政治活動も盛んでした。


ダリのような名画のパロディもあれば、心理テストめいた「だまし絵」的なアートありというコンセプト。たとえば「月」が女性のシンボルで、というところからめくるめく想像の世界が広がり、際限のない絵画の魅力とファンタジーにまたとらわれていくような。このタロットから新しい解釈が生まれることでしょう。スカラベオ社のコメントによれば、「フェレンツ・ピンターの喚起的な芸術は、私たちの感覚を取り囲み、想像力をかき立てます。これは、自己探求と瞑想のためのデッキです。」
どこかで観た夢のような絵札が連なり、一枚一枚観ていく内に、不思議な感覚にとらわれていくタロットです。マルセイユ版に準拠した札構成ではありながら、読み手の「解釈」よりも「想起」にゆだねられるデッキと言えそう。